新聞を取らない人が増えていると聞く。
ネットニュースをメインの情報ソースとして生きる人が増えてきたようだ。
身近になったネットニュース。ネットで無料で情報を得ることができてお得で便利という意識も多くの人々の中にあるのかもしれない。
ところが近頃、ネットニュースの記事の途中で「この先は有料です」なんて表示が出ることが多くなった気がしないだろうか?
これまで無料で配信してきたネットニュースの提供元が、それぞれ金儲けに走り始めたのだろうか?
私自身、yahooのようなポータルサイトのヘッドラインからいつものように気になったニュースを読んでいると、途中で「ここから先は有料」というのに出くわすことがどんどん増えている。
当然そこで読むのをやめるし、そのニュース自体もすぐに忘れてしまうのだが。
金を払うのなら読まないし、その記事自体の存在意義もないということになるのだろう。配信先はそうは考えていなくて、読みたい人はお金を払ってでも読むと思っていそうだが、結果はどっちに転ぶだろうか。
ニュースに金払うのは当たり前だろと、ネットニュースの提供先が思っているだろう。とにかく儲けようと。新聞が売れなくなったから、ネットの有料化しかないと。
自分のところだけではない、みんなで有料化にすれば読者も仕方なくお金を払って契約することになるだろうと思っていそうだが。
話はちょっと変わるが、新聞にお金払うのと、ネットニュースにお金払うのならば、同じ内容ならば新聞にお金出す方が賢いと思う。ネットと新聞の関係は、デジタルとアナログの関係。
ネットニュースだと、ヘッドラインから気になったニュースに一足飛び。そこしか見えない。そのニュースの終わりに続いて関連記事とか出てくるから、過去の情報とか、これまでの経緯を再確認したい場合には役に立つだろう。
一方新聞ならば、気になったニュースを見るまでの間にパラパラとページをめくる。その時に、途中のページに目に留まる文言がある。目的のニュースを読んだ後は、その目に留まった文言のところを読む。全然関係のないニュース同士だから、ネットニュースであれば出会わなかった目に留まった文言のところ。しかし目に留まるということは元々興味があるところだった可能性もあり、そこから新しい知識が得られることもある。
アナログにはそういった楽しさがある。デジタルはこれならこれ、あれならアレ。というそれだけ。アナログは幅があり、余裕があり、だから新しい可能性が生まれやすい。
それでもネットニュースの方が増えているのは、結局皆便利な方が良いとか、新聞は結局溜まっていくので捨てるとかしないといけないし、なんてめんどくさかったり。
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