第一部 高音を出すためのトレーニング エッジボイス(ボーカルフライ)

準備運動

高音が出せるようになる
カラオケが上達する

そのためのヴォイストレーニングの方法はたくさん紹介されていますが、まず最初の段階として、

リラックスする
腹式呼吸をする
自分の声を知る
低いガラガラ声を出す
とにかく裏声で歌いまくる

などなど、他にもたくさんのやり方がしのぎを削っていると言えましょうか。

私も腹式呼吸とか、チェストボイスをしっかり出すとか、いくつかやってみましたが、なんと言いますかあまり前置き的な部分に時間を割いても仕方がないような気もします。目的は高音を出すことであり、カラオケの席で気後れすることなく皆と盛り上がれることなのですから。

極端なことを言ってしまうと歌が上手くなくてもいいのです。ただ歌えればいいのです。この感覚わかってもらえるでしょうか。もちろん上手いに越したことはありません。ですが、それは歌えるようになったその後のこと。そして高音が出て音域が広くなれば、後は心がけ次第で歌は上手くなると思います。それよりもまずは、声が出せる、下手でも一曲こなせることの方が余程大事なことなんです。

ただそうは言っても、一応準備運動的なトレーニングも軽くやっておくと良いかとは思います。私もちょっと気になるものは試してみたりしますので。

そこに書いてある回数とか時間通りにするのじゃなく、ほんの2、3回やってみるぐらいの気楽さで取り組み、もっとやっておきたいと思うトレーニングがあったらそれだけをさらにやってみるとか。その辺りは自由にやっておけばいいでしょう。

とまあ前置きが長くなりましたが、高音を出すために一番大事なトレーニングであり、私自身今でも行うものをご紹介しましょう。 続きを読む

高音域が歌える カラオケ克服への道 導入部

私はカラオケが苦手でした。なぜなら高い音が歌えないから。

カラオケが苦手

歌自体は別に好きでも嫌いでもなく付き合いでカラオケに行くのも苦じゃなかったんです。しかし、調子よく歌えていてもサビの部分になると怪しくなる。怪しくなるならまだしも、いきなりヒョーンと高くなるのでこちらの声もヒョーンとひっくり返る。あの瞬間ってホント恥ずかしさと「やっちゃった」って思いとが交錯して、でも歌は続くから歌い続けないといけない使命には逆らえない。次のヒョーンがいつ来るかとヒヤヒヤしながらも、声はしっかりと出していかないといけないんです。

歌によったら最初から高音で攻めてくる曲もありますよね。ああいうのなんか全くムリ。ですが人気のある曲に限ってそんなパターンなんですよね。とにかく高い音が歌えないとお話しにならないんです。

もちろんキーを下げるなんてこともさんざんやりました。しかしいくらキーを下げたところで、高いパートが出てくると下げた分を軽くオーバーするほどのハイなポジションに誘われるわけです。全く一音ニ音下げたところで全く歯が立たない。

そしてまた、あまり下げすぎると今度は低すぎて声が出ないという罠が待っています。そんなことが続くと次第にキーの上げ下げでどうにかしようとする気も失せてきますよね。

オクターブ下げにオク下

ただそれでももう一つ方法があります。そうです、オクターブ下げて歌うのです。最近ではオク下と言うのでしょうか。これなら確かに歌えそうな曲は増えます。増えるんですが、これもやはりキーを下げるのと同様の問題が。やっぱり高くなるにつれて怪しくなる。またはオク下なので元から低音のところは、もっと低くなって歌えない。人によっては低いところは普通に歌い、高くなるところでオク下にチェンジするという技を使う人もいますが、それもなんだかあまり真似したくない行為なんですよね。

オク下なら終始オク下で歌いたい歌ってほしい。曲のスムーズな流れにおいてもそれが好ましい。いやオク下の時点で好ましいも何もないだろうと言われるかもしれませんが、要は美しさの問題なんです。

ところで、ネットではオク下がダメという記事も見かけるんですよね。歌が下手に聞こえるとか、それで歌えている気になっているのはおかしいとか。

今はそんな風潮なんでしょうか。オク下でもとりあえず歌えていたら良しとしないのでしょうか。もちろん本来の高さではないので上手とは言えないかもしれませんが、とりあえず歌えているからいいんじゃないんでしょうか。下手というのはちょっと違うみたいに思えるんですがね。まあオク下なのを気づかないで歌っている人もいるらしいので、そこはちょっと問題かもなんですけど。 続きを読む